マジ!?こんなに違うコルクマットのクッション素材の性能
コルクマットは、色々なメーカーが販売しています。
色々あるコルクマットですが、すべて同じ素材(材料)を、使っているわけでは、ありません。
表のコルクシートは、大粒のコルクと、小粒のコルクを使っている、マットがあります。
裏の素材も、EVA素材、とポリエチレン素材の、2種類のマットがあります。
ここでは、裏の素材の違いで、コルクマットを、グループ分けして、それぞれの特徴、メリット、デメリットを説明します。
コルクマットを裏面の素材でグループ分けする
素材でグループ分けすると次の表のようになります。
素材 | メーカー |
---|---|
EVA素材 | やさしいコルクマット |
コーナン | |
くらしメーカー | |
ナガシオ | |
アジア工房 | |
ロイヤル通販 | |
モダンデコ | |
ポリエチレン素材 | ニトリ |
タンスのゲン | |
ガレージコレクション |
EVA素材を使っているコルクマットが多いですね。
ニトリのコルクマットは、ポリエチレン素材を使っています。
EVA素材とポリエチレン素材のそれぞれの特徴を説明します。
コルクマットの素材とは?
インターネットにて、コルクマットで、使っている、裏の素材を、調べてみると、
など色々です。
「素材」いう言葉が付いていたり、「樹脂」が付いていたり、「樹脂素材」が付いていたりします。
「素材」とは、元になる材料とか原料や原材料の事です。
「樹脂素材」だと、樹脂を材料にした、何かの材料という事です。
どれが正しくて、どれが間違いという事ではなく、色々あって混乱するので、ここでは「素材」と「樹脂」を使います。
「素材」と付いているのは、コルクマットの、裏の材料そのモノの事です。
「樹脂」と付いているのは、裏の素材を、作るのに使っている材料の事です。
「樹脂素材」は使いません。
コルクマットの、裏の素材は、発砲スチロールと似ています。
これは、合成樹脂をアワ状にして、固めたものです。
合成樹脂を、アワ状にして固めたものを、専門用語で、「発砲プラスチック」とか「プラスチックフォーム」と言います。
コルクマットでは、発砲プラスチックに、使う合成樹脂に、ポリエチレン樹脂と、EVA樹脂があります。
EVA樹脂を、発砲プラスチックの材料に、使った素材を、ここでは、EVA素材という事にします。
ポリエチレン樹脂を、使った素材を、ポリエチレン素材という事にします。
「EVA素材を使っているコルクマット」は、詳しく言うと、「EVA樹脂を材料にして作った、発砲プラスチックを使っているコルクマット」となります。
「ポリエチレン素材を使っているコルクマット」は、詳しく言うと、「ポリエチレン樹脂を材料にして作った、発砲プラスチックを使っているコルクマット」となります。
同じ発砲プラスチックですが、使っている材料がEVA樹脂と、ポリエチレン樹脂と、違う合成樹脂なので、性能や、特徴が、違っています。
EVA樹脂とポリエチレン樹脂の違いが、コルクマットの、性能や特徴の違いに、大きく関係します。
コルクマットで使っているEVA素材の特徴
「コルクマットに使われているEVA素材の7つの特徴」で詳しく説明していますが、EVA素材には、以下の特徴があります。
- 燃やしてもダイオキシンが発生しないので環境にやさしい
- 柔らかく弾力性がある
- 低温に強いので寒い冬の時期でも柔らかく弾力性を保つ
- 非常に軽い、水より軽いので水に浮く
- 水に強いので、水に溶けない。アルコールにも強く溶けない
- 環境ホルモンを含んでいないので、口に入れても害がない
- 日光を浴び続けても変色しにくい
EVA樹脂には、以下の特徴があります。
- ポリエチレンより柔らかく弾力性がある
- 燃やしても有害物質ダイオキシンを発生しない
- 寒い場所でも固くならず、弾力性を維持する
- 比重が小さく、非常に軽い
- 水に強いので、水に溶けない。アルコールにも強く溶けない
- 環境ホルモンが入っていないので、口に入れても無害
- 日光を浴び続けても変色しにくい
EVA樹脂は、非常に優れていますが、少々値段が高いのと、酸に弱い欠点があります。
EVA樹脂が、非常に優れた特徴があるので、EVA素材も非常に優れています。
そのため、EVA素材を、使ったコルクマットは、非常に、優れた特徴を、持っています。
ポリエチレン素材の特徴
ニトリのコルクマットの、裏面で使用しているのが、このポリエチレン素材です。
このポリエチレン素材には、以下の特徴があります。
- 安い
- 水、アルコール、酸、アルカリに強いので変形したり変色しない
- 燃やしてもダイオキシンが発生しない
- 環境ホルモンを含んでいないので、口に入れても害がない
- 軽い
- 柔らかく弾力性がある
- 低温でも柔らかく弾力性を保つ
ポリエチレン素材の、材料のポリエチレン樹脂は、通称PEと呼ばれています。
ポリエチレン樹脂は、世界でもっと多く生産さてれいる、合成樹脂の一種です。
合成樹脂のなかで最も原価が安く、加工がしやすい材料です。
生鮮食品のラップ、緩衝材のプチプチ、コンビニやスーパーのレジ袋などが、ポリエチレン樹脂を使っています。
また、プラスチックのバケツや、プラスチックの洗面器の多くにも、使われています。
ポリエチレン樹脂は、1941年にイギリスで製造方法が発見され、1948年に市場に登場しました。
以下のような特徴があります。
- 原料価格が安い
- 水、アルコール、酸、アルカリに強いので変形したり変色しない
- 燃やしてもダイオキシンが発生しない
- 環境ホルモンを含んでいないので、口に入れても害がない
- 軽い
- 柔らかく弾力性がある
- 低温でも柔らかく弾力性を保つ
ポリエチレン樹脂を使った、ポリエチレン素材も非常に優れています。
全体的にEVA素材と、よく似た特徴があります。
特に価格がEVA素材より安いです。
EVA素材を使ったコルクマットと、ポリエチレン樹脂をマットを、比較した表が以下です。
ポリエチレン素材 | EVA素材 | |
---|---|---|
価格 | 〇 | × |
やわらかさ | × | 〇 |
弾力性 | × | 〇 |
低温でのやわらかさ | × | 〇 |
日光に対する強さ | × | 〇 |
酸に対する強さ | 〇 | × |
アルカリに対する強さ | 〇 | × |
EVA素材は、ポリエチレン素材より、やわかかく、弾力があります。
低い温度でも、やわらかさと弾力の良さを、たもちます。
ポリエチレン素材を使ったコルクマットは、EVA素材のコルクマットより日光に対して弱いです。
リビングなどの、日の当たる明るい部屋で、長期間使った場合、ポリエチレン素材のコルクマットの方が、寿命が短い、可能性があります。
まとめ
コルクマットの裏に使っている素材には、EVA素材と、ポリエチレン素材と2種類あります。
それぞれの特徴などを説明しました。
ポリエチレン素材を使っているニトリのコルクマットは、価格は安いですが、柔らかさや、弾力性が、EVA素材のコルクマットより劣っています。
防音対策などを考えると、EVA素材のコルクマットほうが、有利だと思います。
価格だけで、決めるてしまうと、後で後悔する、可能性もあります。
使う場所や、用途をよく考え、選ぶ必要があります。
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