普通とは少し違うコルクマットがダニの繁殖を防ぐ3つの理由
1グラムのホコリの中に、ダニが多いときで、1万匹以上もいる、とも言われています。
ペットがいる家庭の布団には、70万匹のダニが生息しているとの、調査結果もあります。
条件が揃うと、1組のつがいのダニが、2カ月後には約3千匹、さらに4カ月後には約450万匹と、爆発的に増えます。
ダニは、アレルギーや喘息の原因になったり、人を刺し、感染症を、ひき起こす危険な、モノもいます。
色々と害があるダニの繁殖は、できる限り防ぎたいものです。
ここでは、なぜコルクマットが、ダニの繁殖を、防ぐのかについて説明します。
ダニの種類
まず、コルクマットはダニの繁殖を防ぐのでダニ対策に非常に効果的です。
コルクマットによる、ダニ対策の説明の前に、ダニの特徴や生態に、ついて説明します。
ダニは、昆虫ではなく、クモなどの仲間です。
成虫は、足が8本あり、羽はないので、飛んだりはしません。
ダニは全世界に、約5千種類いる、ともいわれています。
日本で見つかっているダニは、約2千種類です。
雪と氷の世界以外、ダニは地球上のどこにでもいます。
土の中、水の中、壁にだっています。
動物について血を吸うもの、植物につくもの、食品につくもの、人間の皮膚の中にいるものなど、ダニは、どこにでもいます。
屋内にいるダニの種類は、
- チリダニ
- コナダニ
- イエササラダニ
- ツメダニ
などで、80%以上がチリダニです。
アレルギーや喘息の原因になっているのがチリダニです。
また、屋外にいるダニが、ネズミなどを経由して、屋内に入り、人を刺したり、血を吸ったりするので、注意が必要です。
屋外から家の中に、入ってくる可能性があるダニには、
- マダニ
- イエダニ
などです。
チリダニ
屋内にいるダニの80%以上が、このチリダニです。
チリダニには、コナヒョウヒダニと、ヤケヒョウヒダニの種類のダニがいます。
アレルギー疾患、喘息、アトピー性皮膚炎などの、主な原因が、チリダニとされています。
大きさは、0.2㎜~0.4㎜ぐらいで、肉眼では、ほとんど確認できません。
室温22℃~28℃、湿度60%~80%の環境で、どんどん増えます。
ほぼ1年中、生息しているダニで、カーペットや絨毯、布団、ソファー、ベッドなどに多くいます。
人を刺すことはありません。
髪の毛、あか、汗、ふけ、ホコリ、食べかすなどを餌にして増え続けます。
チリダニは、大型のダニ(ツメダニやコナダニなど)の餌となるので、、大型のダニの増殖につながります。
ツメダニ
このツメダニは、人を刺します。
刺されると、赤く腫れあがり1週間ほどかゆみが続きます。
他の病気への感染の危険性があるので注意が必要です。
大きさは、0.4㎜~0.8㎜で大型です。
チリダニやイエササラダニを、餌にしています。
梅雨の時期や、秋ごろに、多くなります。
畳、カーペットに多くいます。
イエササラダニ
新しく建った日本家屋に、多く発生します。
新築で、湿度が高くなった和室などを、締め切っていると、イエササラダニが大量に発生することがあります。
室内に持ち込んだ、鉢植えなどに、発生することもあります。
大型のダニの、餌になります。
大きさは03㎜程度で、黄色っぽい色をしています。
人を刺すことは、ありません。
コナダニ
食品などに、発生するダニです。
温度、湿度が、高い時期に、発生しますが、秋~冬にも見られます。
低温でも死にません。
食品以外にも、医薬品などにも、発生します。
繁殖力がすさまじく、膨大な数のコナダニが、うごめく様子を、肉眼で確認出来るほど、増える事があります。
人を刺すことは、ありません。
畳などに、大量発生することもあります。
食品以外にも、幅広く発生するので、注意が必要です。
大型のダニの餌になります。
ホコリダニ
詳しい生態について、わかっていない事が多いダニです。
冬に多く発生する、珍しいダニです。
大きさは、0.1㎜程度で、人を刺すことはありません。
謎の多いダニです。
ニクダニ
こちらも食品に発生するダニです。
多湿を好み、15℃程度の低温でも、発生することがあります。
冬場でも発生するので、加湿器により、湿度を高くしすぎると、このニクダニが、発生する可能性があります。
大きさは0.3㎜~0.5㎜程度で、人を刺すことはありません。
マダニ
大型のダニで、体長が2.4㎜~10㎜もあります。
肉眼で、確認出来るほど、大きなダニです。
感染症を、ひこ起こすことがあり、危険なダニです。
魚類以外の、色々な生物に、寄生します。
ペットに、寄生して家の中に、入ってきたりします。
野外で、活動した人に、寄生して家の中に、入ってくる事もあります。
マダニは、3月~4月頃に増え始め、10月~11月頃が、本格的な活動時期になります。
冬でも、活動するマダニもいます。
山、河川敷、公園、庭など、比較的身近な場所にいます。
人の血を吸うことがあり、マダニに血を吸われることよって、感染症をひき起こします。
マダニによる感染症は、
- ライム病
- 日本紅斑熱
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
の3種類です。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発病すると、38度以上の発熱が出て、嘔吐、下痢などを伴います。
致死率は6%~30%との事で、有効な治療法(薬剤やワクチン)は現在ありません。
イエダニ
ネズミなどに寄生して、室内に入ってくることがあります。
本来、イエダニは、ネズミなどに寄生します。
ネズミがいなくなった時など、代わりに人間を、おそって血を吸います。
ネズミの巣や、死骸から、イエダニが大量発生し、屋内に棲みつくこともあります。
0.6mm~0.8mmほどで、比較的大きなダニで、5月~9月に多く発生します。
このイエダニも人を刺し、血を吸います。
イエダニに、血を吸われた箇所は、かゆみと痛みを伴い、感染症をひき起こすこともあります。
最悪!ダニが爆発的に増える4つの条件
ダニは、高温、多湿を好みます。
また次の4つの条件が、揃うと爆発的に増えます。
- 温度が20℃~30℃
- 湿度が60%~80%
- 豊富なエサがある
- 卵を産む場所がある
ダニは高温多湿を好みます。
梅雨時期から夏の時期は、高温多湿になりやすく、ダニが爆発的に増えます。
たいていのダニは、髪の毛、フケ、アカ、食べかす、カビなどをエサにします。
湿度が高い、梅雨の時期に、部屋を閉め切っていると、室内のカビが増えます。
カビが増えると、カビをエサにしている、ダニも増えます。
畳、カーペット、じゅうたん、布団、ぬいぐるみなどに、住みつき卵を産み、繁殖します。
ウールカーペットなどは、吸水性が優れているので、多湿になりやすく、ダニが増えやすいです。
キッチン周りは、湿度が高くなりやすく、カビも発生しやすいので、ダニが発生しやすいです。
また、落としがちで、要注意なのが、クローゼットや押し入れです。
クローゼットや押し入れは、高温多湿になりやすく、冬の時期に、汚れた布団や、衣服などを、入れっぱなしにしておくと、ダニにとっては、パラダイスです。
ほっておくと、クローゼットや押し入れの、布団や毛布、衣服は、ダニだらけになります。
基本!ダニの嫌いな環境を作る
人が生活している部屋の中のダニを、全滅させるのは、ほぼ不可能です。
ダニが嫌いな部屋作りをして、減らすことは可能です。
50℃~60℃以上の高温を加えると、ダニは死滅します。
また湿度が55%以下になると、生息が出来なるなります。
ダニの住み家になりやすい、布団は布団乾燥機が有効です。
布団乾燥機の後は、死骸を除去する為、掃除機での掃除も必要です。
布団の天日干しは、布団の中まで、50℃以上の高温になりにくく、布団の中に、ダニが潜り込んでしまい、駆除の効果が、期待できません。
カーペットやじゅうたんは、ダニのエサが豊富で、絶好の住み家です。
掃除機による、こまめな掃除は、かかせません。
スチームクリーナーや、スチームアイロンも、高温になるので、有効です。
湿度を下げるために、定期的な換気や、除湿器の利用も、考える必要があります。
アレルギーや喘息、感染症の、原因になるダニ退治は、しっかり行いたいです。
神!コルクマットでダニの増殖を防ぐ
コルクマットには、ダニの増殖を防ぐ3つの特徴があり駆除対策には、効果的です。
- ダニを、寄せ付けない
- エサが、増えにくい
- ダニの、住み家になりにくい
コルクには、スベリンという、天然の防虫成分を含んでいるので、ダニを寄せ付けません。
また、抗菌効果もあり、ダニのエサになる、カビの発生も防ぎます。
コルクマットは、カーペットやじゅうたんのような、繊維素材ではないので、
髪の毛が絡みついたり、フケ、アカ、食べ残しなどが、中に潜り込みません。
水洗いも可能で、汚れがひどい場合は、部分的に交換もできます。
清潔な状態を、維持できるので、ダニをエサを、減らすことができます。
コルクマットは、カーペットやじゅうたんのように、ダニが潜り込む事が、出来ないので、住み家になりにくいです。
湿気も、こもりにくいので、高い湿度が好きな、ダニにのって、住みにくい環境です。
まとめ
ダニは、アレルギー疾患、喘息、アトピー性皮膚炎、感染症などの原因になります。
床をハイハイして、移動する赤ちゃんの為にも、床は清潔にし、ダニの発生を、防ぎたいものです。
コルクマットは、カッターなどでカットできるので、狭いクローゼットや押し入れにも、使用できます。
コルクマットを、うまく使って、ダニから、大切な家族を守りましょう。
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