愛犬家必見!フローリングの床で犬の怪我が増えている5つの理由
最近は、室内で犬を、飼う人が増えています。
室内で飼育しているから、安全と思われがちですが、決してそうではありません。
とくに、人気の高いフローリングの床は、危険がいっぱいなのです。
滑りやすいフローリングの床では、走り回っているうちに、大きな怪我をしたりします。
ダックスフンド、コーギー、太り気味の犬は、特に注意が必要です。
ここでは、フローリングで起こる、愛犬の怪我について、説明します。
室内は愛犬にとって、とても危険
室内が、愛犬にどれだけ、危険な場所なのか、説明します。
次の表は、ペット保険の会社が調査した、犬がケガをした場所と、件数、その割合です。
怪我をした場所 | 怪我をした数 | 割合 | |
---|---|---|---|
屋内 | リビング | 516 | 42% |
寝室 | 66 | 5% | |
キッチン | 60 | 5% | |
階段 | 22 | 2% | |
玄関 | 25 | 2% | |
その他 | 129 | 10% | |
屋外 | 道路 | 253 | 21% |
公園 | 119 | 10% | |
その他 | 43 | 3% | |
合計 | 1233 | 100% |
犬の怪我は、66%が屋内で発生してして、殆どがリビングです。
それほど、危険な場所なので、何か対策をする必要があります。
フローリングの悪影響
走るとき、犬は土に爪を、食い込ませて、地面をけります。
硬いフローリングでは、爪が食い込まないので、どうしてもすべってしまいます。
すべる事は、犬にとって、次のような悪影響があります。
- 足がすべって体勢がくずれる
- 踏ん張れないので、思ったように動けない
- 関節などに、余分なチカラがはいり、筋肉を傷める
- 階段などから転落する
- 飛び跳ねたりした時の、着地を失敗する
フローリングの床は、犬にスケート靴を、はかせているようなものです。
怪我をする確率は、極めて高いです。
具体的な怪我には、次のようなものがあります。
椎間板ヘルニア(ついかんばんヘリニア)
ダックスフンド、フレンチブルドッグ、シーズ、トイプードルやコーギーなどの、犬種に多い怪我です。
椎間板は、骨と骨の間で、クッションのような役割をしている、ゼリー状の組織で、背骨の間にあります。
その椎間板が、飛び出し神経を圧迫している状態です。
進行すると、足がマヒし、歩行することも、立つことも、出来なくなります。
場合によっては、排泄のコントロールも、出来なくなる場合もあります。
神経組織に、椎間板がささり、脊髄軟化症を発症すると、10日ほどで、命を落とします。
滑りやすいフローリングは、背骨や腰骨に、大きな負担をかけるので、椎間板ヘルニアが、発症しやすいので、対策をとっておく必要があります。
滑り止め対策と、クッション性のある床にすれば、尚、良いと言われています。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
トイプードル、ヨークシャテリアなどの犬種に多く発症します。膝蓋骨(しつがいこつ)とは、膝(ひざ)の皿の事ですが、その皿が外れてしまう症状で「パテラ」とも言われています。
犬の脱臼の20%が、この膝蓋骨脱臼です。
発症の状態で、日常生活に支障が出ないレベルから、骨が変形して歩けなくなるレベルまで、4つのレベル(グレード)に分類されています。
立っているときに、膝がガクガクしたり、足を引きずる事があったり、急に鳴いて痛がったりした場合は、ひどい症状の可能性があります。
ジャンプの着地に失敗した時や、転倒したときの打撲が、きっかけで発症することがあります。
走行時、床がすべって、関節に大きい負担がかかっても発症します。
すべるフローリングは要注意です。
股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)
柴犬、ゴールデンレトリバー、シェパードなどの大型犬に多く発症します。
骨と筋肉の発育のバランスが崩れて、関節の緩みが発生する怪我です。
関節炎をおこしたり、痛みが伴います。
成長期の肥満や、極端に激しい運動をした場合などに、おこります。
発症しやすい犬種を飼育する場合は、フローリングは禁止とされています。
どうしてもフローリングで生活する場合は、滑り止め対策は必須です。
レッグ・ペルテス病
パグ、チワワ、ヨークシャテリア、トイプードルなどの小型犬の、成長期に良く発症します。
大腿骨の付け根が壊死する病気で、血流が悪かったりすると発症します。
後ろ脚を上げて立っていたり、びっこをして歩いたり、足を引きずったりする場合は、レッグ・ペルテス病になっている可能性が高いです。
発症する原因は、はっきりとわかっていません。
治療するには、手術が必要で、再発の可能性もあるので、犬の関節に負担が、かからないようにする必要があります。
それには、やはり滑り止め対策です。
コルクマットですべて解決
フローリングは、愛犬にとって大変危険な場所で、対策が必要です。
次のような、床になるように対策するれば、愛犬の怪我は、防ぐことできます。
- 滑りにくい床にする
- クッション性、弾力性のある床にする
費用と工事期間の事を、考えないなら、すべらないクッション性の良い床に、張り替えてしまう、対策もあります。
賃貸マンションやアパートでは、出来ないことの方が多いです。
出来るだけ短期間で、安い費用で、対策を行うとなると、次の対策が考えられます。
- 滑り止めワックスやスプレーを使う
- 犬に滑り止め靴下をはかせる
- カーペットやじゅうたんを敷く
- コルクマットを敷く
滑り止めのワックスやスプレーでは、クッション性は期待できません。
定期的に塗り直しも必要です。
滑り止めの靴下は、犬が履いてくれれば良いのですが、そうでない場合は、使えません。
カーペットやじゅうたんは、滑り止めになり、クッション性もあって、よい対策です。
しかし、ダニの発生の心配や、汚した時の掃除が大変です。
繊維に入り込んだ汚れは、なかなか取ることが、出来ません。
水洗いをするにも、外して洗ったり、干して敷いたりの作業が、大掛かりになる可能性があります
クッション性もあって、滑り止めにもなる、全てを解決してくるのは、コルクマットです。
表のコルクシートは、摩擦が大きいので、滑りにくい素材です。
繊維素材では、ないので、ごみや毛、汚れが入り込んだり、絡まったりしません。
掃除機、雑巾、粘着クリーナなどで、簡単に掃除ができます。
どうしても汚れがひどい場合は、その部分のマットだけ、外して水洗いができます。
裏のEVA素材は、ビーチサンダルなどに使われている、大変クッション性の高い素材です。
チューイングガムの材料にも使われているので、口に入れても無害です。
間違って犬が、口に入れても安全で安心です。
滑り止めとクッション性の両方を、兼ね備えたコルクマットだと、安くて簡単に犬の怪我予防ができます。
まとめ
コルクマットは、犬の怪我予防に大変強力です。
表にコルクシートを、使っていないジョイントマットも、クッション性があって、良いのですが、滑り止め対策には、劣ります。
室内で発生する犬の怪我は、床が滑る事が原因です。
犬は、すべって歩きにくくても、言葉では教えてくれません。
怪我をしてからでは、遅いです。
可愛い愛犬のために、ケガ予防の対策を、コルクマットで行いましょう。
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